楽器の日々



↓書きかけ&工事中です。m(__)m


楽器本体 篇



●YAMAHA YTR-8335GRS


ややこしい名称である。「U」の着いているバルブボタンがギザギザのタイプと、「U」の着いていないバルブボタンがノッペリしたタイプが有る。

後者は他にも、バルブケーシングの支柱や、ベル支柱、笠ネジ・底ネジの形状、チューニングスライド及び3rdスライド内管の切れ目の位置などが微妙に違う。バルブケーシングの支柱は丸みを帯びて大きいタイプに。

ベル支柱(マウスパイプと支え合っている支柱)は、角度が急になっている。

笠ねじ・底ネジは、Bachに似たタイプに。小さな事だが、ネジを開け閉めするときの音が「カリカリ」とした音になった。材質が固くなったのか?

3rdスライド内管の切れ目(本体側)は、短くなった。チューニングスライドの内管は数ミリ延びた。

形としては小さな違いに見えるが、個人的に「U」が外れてからのXenoシリーズには目を見張るほどの違いを感じている。良く響くような感覚、入れた息がダイレクトに振動しているような心地よさ、があり、特に気に入っているのは音の反応の良さがあげられるだろう。

GRSは、ゴールドブラスベル(G)・リバースチューニングスライド(R)、銀メッキ(S)の意味が有るようだ。

ベル形状は他のXenoと同形状。チューニングスライド上側外管にのみ、飾りの「リング」が付いているが何の意味があるのだろうか?

反応の良さと適度な暗さ(柔らかさ)を併せ持つ。抵抗感は少な目。

音程はとても良く、破綻をきたさない上品な音色を持つ。完全にクラシック音楽などに求められるダークでファットな音色をターゲットにしているようだ。


●YAMAHA YTR-8445GS(C管)

上記楽器と同時に購入。ゴールドブラスベルで銀メッキ。L valvebore。Bachで言うと239ベルの形か?リバースタイプの「アトリエチューン」モデルが欲しかったが在庫がなかったため、ノーマル。

コレもYTR-8335GRSと同様のタイプ。バルブボタンから「ギザギザ」が消えた(昔のカスタムに戻った?)「U」の付かないモデル。

YTR-8335GRSと同じような特徴を持つ。少な目の抵抗感と、扱いやすい音程、重厚な音色を基本に、ダークでファット、かつ上品な音色がする。Bb管からの持ち替えが楽なのも印象的。

プレイヤビリティーは特筆できるものがあり、クラシックで使う限り、ソロにオーケストラに万能に使える。


●Bach 180ML 37bell 25pipe ラッカー(B flat)

代表的な楽器ですね。説明も無いくらいに有名。 今日のスタンダード、と言っていいかと思います。

もともと創始者のBachさんはウィーンの人で、アメリカに渡り楽器の制作を始めたようです。昔は、その辺の経緯も書いてあった大判のカタログがあったのですが・・・あれは今はないのでしょうかねぇ?中学の頃は毎日眺めては溜息ついて欲しがったものです(^^)

37bellが標準です。ソロにも良し、オケにも良し、アンサンブルにも良し。芯があって華やかな音色。Bach独特の音が魅力、でしょうか?

入学時に買った楽器ですが、暫くしてラッカーを全部剥がして使用。剥がしたことを先輩たちに酷評される。

最近、売却した個人から、買い戻す。


●Bach 180MLV 72bell43pipe 銀メッキ (B flat)

ヴィンドボナ(ウィーン)・モデル。ウィントン・マルサリスが使っていたモデル。カタログによると、デュアルボアと言うことだけど、何処がデュアルボアなのかは明記されていない。

チューニングスライドの上側と下側のボアが違う?のかな?わかりません・・・

Bellは72で特に太く、暗い音色が印象的。

息もスタンダードより良く入る感じがして気に入っていました。気分だけはマルサリス(笑)音もカタログ通り、丸みを帯びて響きわたるような独特のサウンド。円錐部分が多くコルネットに若干近い。が、当然コルネットとは根本的に違う。

ただ、当然、自分に聞こえる音は小さく聞こえるし、その太いベル(音)を鳴らし切るには結構な体力とテクニックを要求される、かな?


●YAMAHA YTR8335US「Xeno」(B flat)

初代Xenoを持っていました。辛うじて傘ネジと底ネジが金メッキのかかった下○○限定モデル(笑)でした。

今のXenoに比べて、とても抵抗が少なく感じました。ちょうどBachのL boreを吹いたときのよう。それが良いか悪いかは好みでしょう。

僕の「主観」ですが、音程が悪かったです。上手く言えないけど、第五倍音のが酷く低かった記憶がある。

Bachによく似た音色だったけれども、もう少し滑らかで、クリアーな感じ。裏を返せば物足りない、か?YAMAHA独特の味の無さが味(?)

この楽器は、無個性なんじゃなくて、無個性を強要されるのが個性。それが気に入れば良。


●Bach 180ML GB ラッカー37bell25pipe (B flat)

二年くらい使用。学生時代に使っていたBachの次に一番長く使っていた。ラッカーでゴールドブラスベルが流行っていて、それに乗じただけ。特別こだわりはなかった(笑)

ゴールドブラスベル独特の広がっていくような溶け込むような感じのサウンド、アタックが少し丸みを帯びたように聞こえるので、かえって安心して吹き込むことが出来た。

オケにアンサンブルにソロに、万能だったんじゃないかなぁ?


●YAMAHA 6310Z (B flat)

ボビー・シューが使ってるらしい。ライトウェイトでとても管体の厚みが薄い。と言うか、プロモデルは元々ライトウェイトだったんですよね。

昔 はヤマハはシルキーの指導の元、ライトウェイトが多く、カスタムモデルもそうだった。それが、8335辺りからBachタイプのヘビーモデルを作ってきた んだけど、かのレオナルド・シルキーが怒り心頭に達し銃を持ってアメリカのヤマハ・アトリエへなぐり込んできたというのは、今もって囁かれる噂話。

valvebore はM。息が若干入りにくいか?抵抗は強め。でも、サウンドはとても綺麗で、美しい。ベルは胴部分が若干太いタイプ。ただ、旧タイプのバルブを、そのまま 使っているのでスラーの音の切れは若干悪い。Xenoになってからのバルブの方がストロークが長く、スラーの音の切れは間違いなく良い。

なるほど思いっきり吹くと爆発的なサウンドが出るし、心地良い。ビッグバンド等のリードに特に良い。ただ、使い込んできてあまりにも薄っぺらい音に嫌気がさ し、真鍮製のバルブステムとバルブボタン、stomviのヘビーボトムキャップを付けた(無加工で付きます)。でも、焼け石に水か?

でも、これも僕には音程が悪く感じる。アトリエで四苦八苦して、まぁ、なんとか使えるようになった。マウスピースレシーバーのギャップ調整など。

最近の6310Zは3rdスライドに唾抜きが付いて、吹奏感なども違うように感じる。良くなったのではないだろうか?

ただ、同じライトウェイトでも、シルキーのような「甘い」音はしない。その辺が不思議。材質に何かある、と思われるのはその辺なんだろうと思う。


●Stomvi MA B 金メッキ(B flat)

とあるリハーサルで楽器の上に椅子を倒されて、慌てて買った楽器(笑)

同じ楽器を買おうと思っていたけど、どう言う訳か気に入ってしまい衝動買い。珍しくスペイン製。握った感じが良。それだけで買ってしまったと言っても過言じゃない(^^;

ベルは純銀製のベルと真鍮製のベルが付属。ベルの真ん中辺りに大きなスクリューが付いていて、ねじ込み式で取り替えられる。

純銀ベルは独特の音がするが、意外と普通の音。空間に良くなじむような感じの音がする。

ML boreではあるが、全体に抵抗感は少な目。マウスパイプはリバースタイプ。

ベルは銅が太く独特の形状。Bach72Bellに似ているか?音も柔らかくて、喧しさがない。その割に良く通り、軽やかな音がする。間違いなく良い音。独特な音色なので楽器などによってはアンサンブルが大変かもしれない。一旦好きになったら手放せないかも。


●YAMAHA YTR800

マウスパイプや支柱の位置をカスタムした特注品(と言っても、その差は極僅か)。

段々「パリパリ」と鳴るようになってきてしまい、一言で言うと鳴り過ぎ。カラッと明るく良い音なんだけど、他がBachなんかだと通りすぎでしまう感じがするし、ソロでも、「パリパリ」した感じがつきまとう。

ML boreだけど、抵抗は強め。バルブは旧型、というか、例のストロークの短いタイプが付いている。スラーの切れが若干悪いか?

最後の足掻きで、Bellを交換予定。この辺はヤマハは便利。いくらでも手にはいる。


●Stomvi MA C 金メッキ(C)

とある大阪のプロから中古で購入。傾向はMA Bと同じ。気になる音程は、D,Es,Eも全て代え指無しに演奏可能。とても音程が良い。ツボが広い?

L boreだが、forteで吹き込んだときのバランスも非常に良い。マウスパイプはB flat管がリバースだったのに対して、普通のタイプ。リバースタイプの方が音程が良い、とされるが、敢えて普通のタイプを採用したところが興味深い。

同じく純銀製のベルと真鍮製のベルが付属。

しかし、Stomviは、何故マウスピースレシーバーからバルブケーシングに支柱を立ててるんだろう?ベルの振動を邪魔しないように・・・?


●シルキーS32C 金メッキ(C)

L boreで、リバースタイプのマウスパイプ、チューニングスライドに支柱が付いている。ベル形状は全体に滑らかでベル径が大きめ。ベルフレアも太め。シルキーらしく非常に薄い。

学生時代は殆どコレ一本だった。リート・オラトリオ研究オーケストラに所属していたので好適だった。

なんと言ってもシルキー独特のサウンド。甘く、軽く歌うような魅力を持つ。金メッキによって若干の重厚さを併せ持っている。

音程は、D,Es,Eは、代え指を使わないと使いものにならなかった。が、他の音程はとても良く、fortessimoでの音程が特に良かったのを覚えている。

ただ、如何せんライトウェイトの宿命だろうか?鳴りすぎてしまうことも多々あり。上手くコントロールできれば、やはり最高の音がする(と思う(笑))。


●Bach 180ML 239bell25Cpipe ラッカー(C)

最後のエルクハートで生産されたモデル。中古。状態は非常に良く、ミントコンディション。バルブケーシングの上半分に洋白が使われている。最近のモデルに比べて若干厚い材を使っているようだった。最近のC管に比べて明らかに楽器本体に重量がある。そこが気に入って購入。

明らかに最近のモデルより鳴りが固く、典型的なシンフォニックサウンドが容易に出せた。239 bell は 229 bell に比べて若干胴が太い。

が、ML boreだったせいか、抵抗感が強すぎて苦労した。

音程は典型的なBachで、D,Es,Eの代え指はもちろん、Cでさえ代え指を強要される場面もあった。でも、プレイバックを聞くと意外にまともな音程だったのが不思議。


●Bach 180ML GB 229bell ?pipe ラッカー(C)

ゴールドブラスベルとMLbore,229bell(若干細い)の組み合わせ。コレもエルクハート。

株)グローバルでチューニングを施された(らしい)モデルで、マウスパイプは不明ながらも非常に太いものが使われていた。MLboreではないような抵抗感の少なさが感じられる。

また、バルブステム、バブルボタンも材質が変更されていて、何かしらの影響が出ているのかもしれない。ステムは銀メッキが掛けられていて、バルブボタンは真鍮製で銀メッキの掛けられていたモノだった。

また、bellにも手が加えられていて、焼き鈍しが施されていた。非常に柔らかい金属になっている。


●YAMAHA 6445 (C)

いわゆる逆輸入モデルで、なんとBb換え管が付属。

比較的ライトウェイトタイプ。銀メッキ・イエローブラス・L valvebore。国内モデルでは9445とかって言うモデルの相当するんじゃなかったかなぁ?

太めの胴のベルで、芯のある甘い音が特徴だった。抵抗感は少な目で、音程も良かった。周りがBachの時のアンサンブルでも特に違和感無く演奏できたように記憶している。

ヴァルブストロークが長めに改良された後のタイプなので、スラーの切れなどは問題なかった。


●Barbank モデル名不明 (Eb管)

バーバンク、と読む。今も作っているかは不明。銀座のYAMAHAにたまたまあって気に入って即買。

ベルはBesson MEHA Bb管より細い。恐らくC管など用。BoreはML。チューニングスライドを思いっきり切りつめてある、独特の形状。

ベルその他の部品を見ると、まるっきりベッソン。音もベッソン(笑)

独特の甘く香るようなサウンドで、ソロに好適。ただし、ショートEb管独特の軽く歌うような音はEb管にしては太いベルのせいで出にくいか?マウスピースを小さめ、浅めにして対応。

1stがpiccで2ndでこの楽器を使うと少し太すぎるかもしれない。

音程も、特に代え指無しに演奏可能。但し、一番バルブのトリルの切れが若干甘いか?

また、ピストンフェルトを別のモノに変更。穴合わせをして貰ったら、トリルの切れも良くなった。


●シェルツァー (picc)

珍しい、ロータリータイプのピッコロ。

管体全てにゴールドブラスが使われている。ティボーも使用。

四番ロータリーだけ左手で操作できるようになっているモデルもあったが在庫切れだったため、全て右手で操作する一般的なモデルを購入。

音は非常にコンパクトでやかましくなく、落ち着いた芯のある音がする。但し、逆に軽やかに吹くのが難しいか?ロータリーのスプリングを調整すれば良くなるかな?

今は別のブランド名で時々見かける。基本的には同じ様な音がする。

オーケストラ・アンサンブル金沢に売却。今もって売ったことを後悔している(笑) 今思えば、一番気に入っていたピッコロだったなぁ・・・


●YAMAHA9930 (picc.)

シルキーそっくり、ロングベル。音もシルキーに似ているけど、C管同様、どうしても、あのシルキーの甘い音色がない。不思議なところだ。。。

シルキーがコルネットシャンクのマウスピースを使うのに対して、YAMAHAはトランペットシャンク(太い)。そこが良くない、と言う人もいるけれども・・・?

「ソ」が、どうしても低い。僕のせいかな?抵抗感は少なめに感じる。

可もなく不可もなく無難な魅力。


●Amati (picc.)

チェコ製。五万円で購入(笑)

イエローブラス・ラッカータイプだった。形はセルマーにソックリ。

三ヶ月後、二万円で売却・・・ちゃんちゃん。


●YAMAHA 739T (B flat)

初めて買った自分の楽器。現在は製造中止。

昔のプロモデル。シルキータイプで、形は今の6310Zに似ている。銀メッキ・ゴールドブラス・なんの為かバネ式の一番トリガーが着いていた。胴の太いタイプのbellでL valvebore。

思い入れも有るだろうけど、とても気に入っていた。使っていたマウスピースはデニスウィックの「1.」だったかな?

受験直前まで、この楽器で、受験の時だけ後輩のBachを借りて受けた。

抵抗感が少な目で、ライトウェイトタイプの割に甘い音がしていた。当時のラインナップの中では変わり種(?)だったように思う。

面白い楽器が少なくなったなぁ、と思うのは僕だけだろうか?

 © WAO 2012