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拙い演奏でも

実に心震える演奏というもの在るわけで。

お客様は、その人の楽器の値段を見に来てるわけじゃない。出音が全て。

「高い楽器で誰それが使ってたヤツだから良いに決まってる。金だせば買える」なんてLIVEの度にお客様に言うのでしょうか?

途中で帰ってしまい、二度といらっしゃらなくなるでしょう。

みるからに凄そうなカッコイイ楽器で、出音が「ぷひー」だの「ダメダメな音程」、さらにどんな音楽を表現したいか分からない、ような演奏だったら尚の事。


LIVEは楽器や武勇伝の自慢大会じゃない。



聞いてるだけで

聞いてる「だけ」で素晴らしいミュージシャンになれるのであれば、世界中の人が素晴らしいミュージシャンになれているハズ。

もっと極端に言うと、蟻さんに聞かせてる「だけ」ではミュージシャンにはなれない。


身体的なことは置いといて、蟻さんと人間で何が違うんだろう?と考えると、脳だと。


蟻さんは昆虫であり、実にシンプルな脳で生きるノウハウを獲得している。かたや人間は、生きるだけ以外の余計なことを色々と思考する脳を持っている。それが文化とかなんとか言うものになっている。

聞いて、心震え、研究し、必要な楽器の練習や努力があって、初めて、素晴らしいミュージシャンに近づくことが出来る。

「もっと聞きなよ」

というのを脳内変換して、

「聞いてれば上手くなれる」

とはヨロシク無い。これは絶対。




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